2017/11月  
個展「私の形態・形体たち」  
堤側庵ギャラリー [三重県 名張市]
 
  
 今展は「私の形態・形体たち」と題して、「平面と立体」の作品を展示致します。
 純粋抽象の平面形態と立体形体を一堂に集めて、私の造形感覚や美意識を観て頂きたいと思います。
 形を造る事は、文字通り「造形」の出発点です。どの様な形態や形体に私は惹かれるのか、表現素材の中
にどのような形体を観いだすのか──
 描写系の作品や構成系の仕事、オブジェや立体造形の制作過程において、重要な造形要素である「かたち」をどう表現するかで作品の方向が定まると考えます。 全ての作品群の根底に存在する「私の感性・感覚」をテーマとして、展覧会を企画致しました。
 ふり返れば大学時代より四十数年間、私は「造楽」との信条を持ち、造形を楽しみ継続して参りました。その一端をご高覧頂ければ何よりの幸せであります。   

〈杉井観峯〉

 

 

 2016/8月〜10月  
「磯田皓と12人の作家ち」展  
古川美術館/為三郎記念館 [愛知県 名古屋市]
 
 
 「芸術はDo!だ」。これは、固まることないモノづくりを信条とする磯田皓の言葉です。愛知県立芸術大学名誉教授であるデザイナー磯田皓。磯田皓のデザイン観。それは己をデザインすること。生をデザインすること。 美術も音楽もいかなることも全ての表現行為はその一端であること。その考えから生まれた彼の人生を彩るのは、狂言肩衣のデザイン、郵便切手のデザイン、イラストレーション、書籍装丁、絵画、書、エッセイなどグラフックにとどまらない多岐に渡るデザインの数々です。
 それらの仕事、作品はどれも知的でシンプル且つ時空を越えた美しいものです。本展では、磯田自身の秘蔵作品も含めてデザインの神髄をご覧いただきます。
 また、磯田の教えを受け様々な分野で活躍する12人のアーティストの作品も同時に展覧し、空間を演出します。
 作家たちがみせる出会い、爲三郎記念館の瀟洒な空間との響きあいをどうぞお楽しみください。 

〈 古川 美術館 〉

 

 

 2015/9月  
" WORKS-G 15 "  
三重県総合文化センター [三重県 津市]
  
 杉井美術研究所は1979年に開校し、はや19年目を迎えます。
 この度、当研究所卒業生で運営する「造楽会」が企画致しました「WORKS-G15」展
を開催致します。
 私たちの基本理念は、この研究所が美術を志す人たちのスタート地点だと考え、
美術の理論や技術面ばかりでは無く、精神や制作姿勢、またその意義についても大切にして参りました。
 卒業生は600人を越え、在学中は大学内外で頭角を現し、社会へ出て活躍している彼らをみると、
誇らしく無上の喜びを感じます。
 私たちのもとを巣立った人たちが、どのような活動・制作・仕事をしているかを展覧する良い企画だと私も楽しみにしております。是非ご高覧頂ければと思います。  

〈 杉井観峯 〉

 

 

 2014/9月  
" WORKS-G 14 "  
三重県総合文化センター [三重県 津市]